契約のことを知っておこう
今からAmazonflexの仕事を始めようとしている方はたくさんいらっしゃることでしょう。
まず始める前に、Amazonflexの仕事の契約形態を知っておくことが重要になります。
どのような仕事でも、契約を見ずに始めてしまうと、後になってなんで?ということに対応できないからですね。
Amazonflexを始めようとする方の中には、脱サラして始めようとする方もいらっしゃいます。
なので今回は委託契約の注意事項などを書いていきたいと思います。
働く契約って?
社会人になってから、仕事をする上で契約をすることは多々あったと思います。
まず初めに雇用契約を企業や店舗などのオーナーまたは社長、と結ぶ経験をしたことがある方は多いと思います。
アルバイトするときでも、雇用契約を結んでしないと法的に罰せられますからね。
大体の方が雇用契約を結んだことがあるという認識で書いていきます。
雇用契約は
民法 第八節 雇用
第六百二十三条 雇用は、当事者の一方が相手方に対して労働に従事することを約し、相手方がこれに対してその報酬を与えることを約することによって、その効力を生ずる。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089#2659
e-GOV 法令検索より
とあります。詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。
雇用契約の場合は、期間を決めたり、契約時にいろいろと記入しないといけないことが多いんです。
で、重要なのが、労働者側として働いているときは、対外的に起こった不慮の事故などの責任は、会社側や店舗側の監督責任になるということです。
今まではこちらの契約形態で働いていた方が多いのではないでしょうか。
Amazonflexの仕事の契約形態は「業務委託契約」になりますので、雇用契約とは別になるんです。
その違いを今から書いていきます。
業務委託契約
まず業務委託とは、会社の業務の一部を外部の人間に請け負ってもらうことを言います。
簡単に言うと、仕事のアウトソーシングですね。
こちらの記事が分かりやすかったので、リンクを張っておきます。
業務委託という言葉は、法律用語上なく、世間一般的に実務上で使われている言葉です。
法的に言うなら、「請負」「委任」となります。
請負と委任の違いは成果物の有無になります。
請負 | 成果物の完成 |
委任 | 業務の遂行 |
といった違いがあるんです。
「請負」の場合は、成果物が完成、納品した時点で報酬が発生します。
「委任」の場合は、業務の遂行段階で報酬が発生します。
Amazonflexの仕事の場合は「委任」になると、私は考えます。
ここからが重要なのですが、仕事上の責任の所在(有無)はどうなるのか、ということです。
結論で言うと、責任の有無は受けた側(ドライバー側)になります。
委任という契約関係上、私達は、配送の仕事を受け、お客様に配達に行きます。
この場合、ドライバーに対する仕事の命令はできないのです。
ですので、配達中に関する全ての責任はドライバー本人にかかってきます。
ですので、契約時には各種保険に加入しているかどうかが必要になります。
この事実を勘違いしてAmazonに雇われてると思い、業務を遂行しているドライバーの方も多く見受けられます。
全ての責任は自分にある、という意識を持って仕事しないと、いつ契約を切られてしまってもおかしくないのでご注意ください。
最後に
雇用契約と委任契約の違いについてお分かりいただけましたでしょうか?
簡単に言うと、責任の所在はどこにあるか、という点だと思います。
今回の記事を書くにあたって思ったことは、
「この記事書かなくていいんじゃない?」
「全部自己責任なんだから、ほっといたらいいやん。」
と思いました。
しかし、Amazonで仕事をさせて頂いて、多くのことを与えられてきた私からすると、こういったことも伝えていかないとAmazon、もしくはお客様のためにならないんじゃないかと考え書いた次第です。
人それぞれ思うことはありますが、私はAmazonに関わる全てのドライバーやステーションの方にもレベルアップしてもらい、配送品質を上げてお客様に満足していただけるようにしていきたいと考えています。
業務委託は本当に厳しいです。
ルールに沿って仕事をしてるうちはいいのですが、甘えて(魔が差して)適当に仕事をしだした瞬間から契約を切られる恐れが出てきます。
前回の記事でも書きましたが、「真摯に真面目に取り組む」ということをどれだけのドライバーの方が実践できているのかわかりません。
今、配送に出ているドライバーさんもですが、今から始めようとしている方も、今一度自分は仕事に真面目に取り組んでるか、を考えてみてください。
委託契約の場合は全てが自己責任です。
アプリを使う関係上、全ての行動がGPSで分かります。
ごまかしたり、適当に仕事をしてたら分かります。
お客様に対して、不遜な態度を取ってないですか?
お客様からクレームが来たら、一発アウトですよ。
Amazonflexの仕事は人にもよりますが、私は本当に良い仕事だと思っています。
この仕事が続く限り、ずっとやっていきたいと思ってます。
私の周りで一緒に配送している方も同じ意見の方が多いです。
なので、お客様から別の配達員の方の不遜な態度や、適当な置き配のことを聞くと、腹立たしく、悲しくなってきます。
お客様からしたら、同じやと思われてるのが非常に残念です。
このブログを通して、ドライバーの配送品質向上の手助けになれば、ゆくゆくはお客様の満足度にもつながると思います。
Amazonflexの仕事を続けたいなら、真摯に真面目に取り組みましょう。
今回の記事は最後が一番言いたかったことです。
なにか参考、励みになればうれしいです。
コメント